~京王線で日本初の商店街スタンプ導入した街へ~
千歳烏山の由来と歴史を知る
まずは「千歳烏山」という地名の背景を押さえておきましょう。
●「烏山(からすやま)」の起源
この地域はかつて「烏山村」と呼ばれていました。由来には二説あります。
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カラスが多く棲む土地だった説
かつての武蔵野台地は雑木林が広がり、カラスの生息が非常に多かったため「烏山」と呼 ばれるようになった。 -
黒々とした森や地形のイメージ説
山や森が黒々と見えたことから「烏=黒いもの」と結びつき、「烏山」と呼ばれるように
なった。
江戸時代の古文書や地図にも「烏山」の表記が残されていることから、数百年前から続く由緒ある地名です。
●「千歳」の由来
明治22年(1889年)、町村制施行により烏山村・給田村・上祖師谷村・下祖師谷村が合併し「千歳村」となりました。
この「千歳(ちとせ)」という名は、**「千年栄える」**という縁起の良い願いを込めたもの。
昭和7年(1932年)、世田谷区に編入される際に、旧地名を残す形で「千歳」と「烏山」が合わさり、現在の「千歳烏山」という名前が誕生しました。
●商店街文化の発展
戦後、京王線の利便性と人口増加を背景に千歳烏山は商店街の街として急速に発展。
特に昭和30年代には日本初の商店街スタンプ制度を導入。
これは後の「ポイントカード文化」の元祖とも言える画期的な仕組みで、千歳烏山の商店街は全国から注目を集めました。
千歳烏山とは?
新宿から京王線で約15分。準特急や快速も停まる利便性抜群の街です。
駅を中心に「えるもーる烏山」「南烏山商店街」など10以上の商店街が広がり、暮らしに密着した賑わいが今も息づいています。
ここからは、10月4日放送の「出没!アド街ック天国」で紹介予定のグルメや名物を一挙にご紹介します。
アド街登場!千歳烏山の魅力的なグルメとスポット
1.つゆに天ぷらが浸った「野菜天せいろ」
そばつゆにたっぷり浸かった天ぷらが名物!
普通の天せいろとは一線を画す“豪快な一品”は、天ぷらの旨みがつゆに溶け込み、最後の一口までやみつきになります。
2.雑居ビルの隠れ家和食
見た目はホテルのラウンジ?実は雑居ビルにひっそり佇む和食の名店。
大衆的な雰囲気が残る街に、こうした洗練されたお店が点在するのも千歳烏山の奥深さです。
3.昭和レトロ「プリンパン」
老舗パン屋さんの名物。パンの中にプリンを丸ごと包んだ懐かしい味わいは、昭和の時代から愛され続けています。子どものころの記憶を呼び起こすような甘さが人気の秘密。
4.商店街の顔!「1日400個売れるコロッケ」
千歳烏山といえばやっぱりコロッケ。
1日400個を揚げる人気店があり、買い物帰りに“つい一つ”買ってしまうのが地元流。観光で訪れたら必食です。
5.60年続く町寿司の「本マグロ一本買い」
本マグロを丸ごと一本仕入れる寿司店が存在!
住宅街の一角で本格的な味わいを楽しめるのは、長年地元で愛されてきたからこそ。
千歳烏山には、創業60年の歴史を持つ「栄寿し総本店」というお寿司屋さんがあります。
このお店は、熟練の職人さんが毎朝築地や豊洲市場で厳選した食材を仕入れており、特に本マグロには創業当時からこだわり続けているそうです。
🍣 栄寿し総本店のこだわり
- 創業60年の老舗: 地域に長く愛されているお寿司屋さんです。
- 本マグロへのこだわり: 創業時から本マグロをこだわりの逸品として提供しています。
- 厳選された食材の仕入れ: 旬の最も良い素材を見極め、毎朝市場から仕入れています。産地を限定せず、その日に一番良い食材を選ぶのが特徴です。
- リーズナブルな価格: 職人が握る寿司が165円(税込)から楽しめます。
- 食べ放題も: 平日限定で「おまかせ食べ放題コース」も提供しており、5,500円(税抜)で90分楽しめます。
- 広々とした店内: 掘りごたつ席やテーブル席があり、予約可能な個室もあるので、宴会や法事など様々なシーンで利用できます。
- アクセス: 千歳烏山駅から徒歩約15〜20分と少し離れていますが、12台分の駐車場も完備されています。
🐟 マグロの一本買いについて
一般的に、豊洲市場などでは様々な種類のマグロが取引されており、クロマグロ(本マグロ)、ミナミマグロ、メバチマグロなどがあります。特にクロマグロは高級寿司店で扱われることが多く、赤身の濃厚さと脂の乗りが特徴です。
マグロ一本買いでは、希少部位である頭肉(脳天)、ほほ肉、目、カマ、中落ちなども楽しめます。これらは一本のマグロから少量しか取れないため、非常に珍重されます。
千歳烏山にはこの他に、「松海寿司」や「鮨いち伍」などのお寿司屋さんもあります。
6.定番土産「フレッシュパンセ」
ふんわりブッセ生地に爽やかなクリームを挟んだ銘菓。
地元民の手土産といえばコレ!という存在感です。
千歳烏山の知って得する豆知識
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直売所のアローカナ卵
青い殻の珍しい卵で、濃厚な味わい。東京の真ん中でこんな特産品が買えるとは驚きです。 -
スパイス×中華の新店
世界のスパイス文化と中華の融合。
新旧が入り混じる千歳烏山らしさが光るスポットです。 -
マダム達の地下ジャズダンス
商店街の地下で、華やかに踊る姿は街のエネルギーそのもの。
烏山は単なる住宅街ではなく「文化と人情の街」でもあるのです。 -
夜の烏山=居酒屋天国
渋い焼き鳥屋や神戸餃子の名店など、飲み屋街の魅力も満載。
アド街30年のアーカイブで見る“烏山の変化”
今回の放送では、人気芸人の懐かし映像も登場予定。
街がどう変わったのか、昭和から令和までの時間を感じられるのも見どころです。
まとめ:千歳烏山は「千年栄える」街
「千歳烏山」という名前には、
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古くからの「烏山」の歴史
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千年の繁栄を願う「千歳」の思いが込められています。
そして、商店街文化を全国に広めた実績や、昭和レトロから最新グルメまで楽しめる懐の深さは、この街が“過去と未来をつなぐ街”である証拠。
10月4日のアド街を観る前に、この背景を知っておけば、放送がぐっと楽しくなるはずです。
ぜひ一緒に「千歳烏山」の魅力を味わいましょう!
👉 番組公式HPはこちら
出没!アド街ック天国|テレビ東京公式


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