「笑いと学びの科学賞！イグノーベル賞の魅力とは」

イグノーベル賞とは？

「ノーベル賞」は誰でも知ってるけど、「イグノーベル賞」って聞いたことありますか？
これは毎年アメリカ・ハーバード大学で行われる、ちょっとユニークな賞です。

受賞条件は──
「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」。

へぇ〜、ただの冗談じゃなく「笑い」と「学び」がセットになっているんですね。

今年（2025年）もユニークな研究が数々受賞しました。ここではその一部を紹介します。

生物学賞：牛に縞模様を描くとハエが寄りつきにくい
　黒い牛に白いストライプを描いたら、虫刺されが減少！まるで“シマウマ化”することで防虫効果があるという発見。
　「へぇ〜、自然界の模様にはちゃんと意味があるんだ」
化学賞：テフロン入りダイエット食
　食べても消化されない素材（テフロン）を混ぜて満腹感を得るというアイデア。
　「へぇ〜、ちょっと危なそうだけど“満腹の科学”を探る姿勢は本気」
平和賞：外国語を話す勇気とお酒
　少量のお酒を飲むと外国語を話す自信が高まる、という研究。
　「へぇ〜、国際交流の場で役立つ（？）知見」
小児科学賞：ニンニクを食べた母乳と赤ちゃん
　母親がニンニクを食べると母乳の匂いが変わり、赤ちゃんが長く吸うようになった。
　「へぇ〜、赤ちゃんは意外にグルメ？」
航空賞：酔っぱらったコウモリの飛行
　発酵した果物を食べて酔ったコウモリが、どう飛ぶのか、エコロケーションにどんな影響があるのかを調べた研究。
　「へぇ〜、空飛ぶ酔っぱらいの観察って大変そう」

イグノーベル賞では、思わず笑ってしまうけど、よく考えると「なるほど！」な研究がたくさん。

カエルにヘリウムを吸わせて鳴き声を調べた研究
　→ 声がどう変化するか、動物の発声の仕組みを探るための実験。
　「へぇ〜、カエルまで声変わりするんだ！」
猫は液体なのか？を証明した研究
　→ 容器に合わせて広がる猫の姿を“流体”として数式化。
　「へぇ〜、写真を見たことあるけど、科学的にもアリなのね！」
わさびを使った火災報知器（日本人の研究）
　→ 匂いで目覚める仕組み。聴覚障害者に役立つ実用的な研究。
　「へぇ〜、笑いどころじゃなく役立つアイデア！」

イグノーベル賞の面白いところは、笑いながらも科学の本質を考えさせてくれること。

「猫は液体」なんて一見ふざけてますが、
実は物理学の視点で「物質とは？」を考え直すきっかけになる。

「へぇ〜、科学って“日常の不思議”から始まるんだ」
と思えたら、それがもうこの賞の目的を達成しているんです。

実は日本人研究者は、この賞の常連。
2007年から連続受賞した年もありました。

へぇ〜、真面目に「くだらない」を研究できるのって、日本人の得意分野かもしれませんね。

イグノーベル賞は、
「笑いながら学ぶ」
「バカバカしいけど奥深い」
そんな科学の魅力を教えてくれます。

次に友達と話すとき、ちょっとした「へぇ〜ネタ」としてイグノーベル賞の研究を披露すれば、
会話も盛り上がるかもしれません。