― 気になったので、実際に調べてみました ―
今日10月6日は、10月のなかでも「最強開運日」といわれる日。
暦の上では、「天赦日(てんしゃにち)」と「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」が重なっています。
でも、よく見ると……そこに「仏滅(ぶつめつ)」まで並んでいる。
「え? 吉日と凶日が同じ日に来るってどういうこと?」
そんな疑問が浮かび、気になったので実際にいろいろ調べてみました。
🍀天赦日とは? ― 天がすべてをゆるす日
「天赦日」は、日本の暦で最上級の吉日とされています。
読み方は「てんしゃにち」または「てんしゃび」。
文字どおり「天がすべての罪を赦す(ゆるす)日」という意味があり、
何を始めても、うまくいくとされる特別な日です。
実はこの天赦日、1年のうちにたった5〜6回ほどしかありません。
たとえば、入籍・開業・財布の新調など「人生のスタート」を切るのに最適とされ、
占いや開運業界では「年に数回しかないチャンス」として紹介されることが多いんです。
つまり、今日という日は“天の応援が入る日”というわけですね。

🌾一粒万倍日とは? ― 小さな努力が実を結ぶ日
次に、「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。
これは、「一粒のモミが万倍の実りになる」という意味。
古くから農耕の象徴として大切にされており、
「種をまけば大きな成果につながる」
「新しいことを始めるにはぴったりの日」と言われています。
たとえば──
・お店をオープンする
・口座を開設する
・新しい財布を使い始める
・勉強や習慣を始める
こういった“育てていくこと”に関しては、まさに最適な日です。
ただし、気をつけたいのは「借金」や「悪いこと」を始めること。
一粒万倍日は“増える”力を持つ日なので、
マイナスなことを始めると、それも増えて返ってくるとされているんです。

☁️仏滅とは? ― 本当に「悪い日」なの?
一方、「仏滅(ぶつめつ)」は、六曜(ろくよう)のひとつ。
冠婚葬祭の予定を立てるときに目にする“あの文字”ですね。
言葉の印象から「仏が滅ぶ」と連想されがちですが、
実は仏教の教えとは直接関係がないそうです。
六曜は、もともと中国の暦から伝わった“日運を占う指標”のようなもの。
そのうち「仏滅」は「物事が滅する=終わる」という意味を持ち、
何かを始めるよりも「手放す・終える」ことに向いている日なんです。
ですから、「仏滅=悪い日」ではなく、
「いったん区切りをつける日」として捉えると、
心の整理や断捨離などにぴったりの日とも言えるわけです。

🔍調べてみた結果:3つが重なる日はどうなるの?
さて、本題です。
「天赦日」+「一粒万倍日」+「仏滅」。
この三つが重なる日は、実際どう捉えればいいのか。
さまざまな暦書や専門家の意見を見ていくと──
大きく3つの見方がありました。
① 吉が“最強に重なる”日説
天赦日はもともと「すべてを赦す」エネルギーを持ち、
一粒万倍日は「小さな種が大きく実る」日。
つまり、「挑戦」や「新しいスタート」には最高の日という解釈。
実際、開業や入籍、プロジェクト始動などをこの日に合わせる人も多く、
「天と地の祝福がそろう日」として紹介されることもあります。
② 吉と凶が“打ち消し合う”説
一方で、「仏滅」が入ることで“中和される”という説もあります。
たとえば、一粒万倍日の「増える」力と、仏滅の「滅する」力がバランスを取り、
「ゼロに戻して再スタートを切る」日になる、という考え方です。
この見方では、「古いものを手放して、新しい種をまく」のにぴったり。
つまり、“始める前の整理整頓”に向いた日というわけですね。
③ 吉の力が“少しだけ半減”する説
もう一つの意見は、「仏滅が入ると吉の効果が少し薄れる」という見方。
ただし、これは「完全に凶になる」という意味ではありません。
たとえば、「思いつきで行動するより、準備を丁寧にすれば開運する日」など、
“注意深く使えば吉”という、実践的なアドバイスとして紹介されています。
🌸なるほど、暦は「心のリズム」でもある
ここまで調べて感じたのは──
暦の吉凶って、単なる運の良し悪しではなく、
**「自分のリズムを整えるための知恵」**なんじゃないかということ。
たとえば、
・天赦日=天が背中を押してくれる日
・一粒万倍日=努力の種をまく日
・仏滅=手放して整理する日
こうして見ると、3つが重なる今日は、
「古いものを手放して、新しい一歩を踏み出す」日。
まるで季節が夏から秋へと移るように、
“切り替えのタイミング”として使える日なのかもしれません。
💫今日をどう過ごすか?おすすめの行動リスト
せっかくのエネルギーが重なる日。
「何をするといいの?」という方に、いくつか提案を。
🔹古い財布や手帳を手放して、新しいものを使い始める
🔹自分の目標や願いをノートに書き出してみる
🔹SNSや名刺を新しく整える
🔹いらないメールやモノを整理する
🔹ずっと言えなかった「ありがとう」「ごめんね」を伝える
どれも小さな行動ですが、「一粒万倍日」の力で、
その一歩がやがて大きな実りになっていくかもしれません。
🌙さいごに
暦は「信じる・信じない」の世界ではありますが、
心の区切りや行動のきっかけとして使うと、とても前向きなツールになります。
「天赦日+一粒万倍日+仏滅」。
このレアな組み合わせの日は、
“終わりと始まりが同時に訪れる日”とも言えるのかもしれません。
もし何かを始めるなら、
「今の自分をリセットして、軽やかに踏み出す」気持ちで。
そうすれば、きっと天も味方してくれるはずです。
🌾あなたにとって、今日という日が “新しい始まり” の日になりますように。


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