今夜のアド街ック天国予習!【入谷・鬼子母神】知ると番組が10倍面白くなる「へぇ〜」ネタ5選

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今夜(7月4日)放送の「出没!アド街ック天国」は、
東京の下町情緒あふれる「入谷・鬼子母神」が特集されます。

上野や浅草のすぐ近くにありながら、観光地としては少し控えめな印象のあるこのエリア。
しかし、歴史や文化を調べてみると、江戸から続く粋な風習や思わず誰かに話したくなる雑学がたくさん眠っています。

今回は、番組を見る前に知っておくとさらに楽しめる「へぇ〜」な話題を5つご紹介します。


① 「きしもじん」と「きしぼじん」、どちらが正しい?

鬼子母神には、「きしもじん」と「きしぼじん」という2つの読み方があります。

実はどちらも間違いではありません

正式な仏教での読み方は「きしもじん」。
仏教では「母」の字を「も」と読む呉音を用いるため、お寺ではこの読み方が使われています。

一方で、都電荒川線の駅名は「鬼子母神前(きしぼじんまえ)」。
こちらは一般的な読みやすさを考えて「ぼ」が採用されたため、
お寺と駅名で読み方が異なるという珍しいケースになっています。

さらに、お寺で掲げられている「鬼」の文字をよく見ると、一画目の点がありません。

これは鬼子母神がお釈迦様の教えによって改心し、人々を守る善神となったことから、
「鬼」の角を取った特別な字体が使われているためです。

文字一つにも深い意味が込められているのですね。


② 「恐れ入谷の鬼子母神」は江戸っ子の言葉遊びだった

「恐れ入谷の鬼子母神」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。

この有名な言い回しは、
江戸時代の狂歌師・大田蜀山人(おおたしょくさんじん)による作品と伝えられています。

「恐れ入ります」と「入谷」を掛け合わせた、江戸らしいしゃれ言葉です。

実はこのフレーズには続きがあります。

恐れ入谷の鬼子母神
どうで有馬の水天宮
洒落の内のお祖師様

「どうで(どうせ)」と「有馬」、「しゃれ」と「内」を組み合わせた、
地名を巧みに使った言葉遊びになっています。

当時、このようなしゃれは「地口(じぐち)」と呼ばれ、
江戸っ子たちの粋な文化として親しまれていました。


③ 朝顔まつりの始まりは、武士たちの趣味だった

入谷といえば、毎年7月に開催される朝顔まつり

実はそのルーツは、江戸時代の下級武士たちが楽しんでいた朝顔の品種改良にあります。

珍しい色や形の朝顔を育てることが武士たちの間で流行し、
最盛期には1,000種類を超える品種が生まれたともいわれています。

その技術を受け継いだ植木職人たちが入谷へ集まり、朝顔の名所として発展していきました。

明治時代には見物客が押し寄せるほどの人気となり、その後いったん途絶えますが、
戦後に地域の人々の手によって復活。

現在では東京の夏を代表する風物詩となり、多くの人が訪れるイベントへと成長しました。

なお、朝顔の別名は「牽牛花(けんぎゅうか)」。

七夕伝説の彦星(牽牛)に由来するとされ、
七夕前後に開催される理由の一つともいわれています。


④ 実は「朝顔市」は明治時代に生まれた

「江戸時代から朝顔市があった」と思われがちですが、実際は少し違います。

江戸時代に朝顔栽培が盛んだったのは事実ですが、
現在のように境内で朝顔を並べて販売する「市」のスタイルが確立したのは明治時代です。

つまり、
◆江戸時代=朝顔を育てる文化
◆明治時代=販売イベントとして発展
という流れになります。

その後、大正時代に衰退し、戦後に復活。

現在では約40万人もの人が訪れる東京を代表する夏祭りとして親しまれています。

一つの行事の中に、江戸・明治・昭和・令和という四つの時代が重なっているのも、
この祭りの魅力です。


⑤ 夏目漱石も愛した下町の和菓子文化

今夜の番組では、夏目漱石も愛したとされる老舗の豆菓子が紹介される予定です。

漱石は大変な甘党として知られ、羊羹や和菓子を好んだことで有名でした。

また、入谷・根岸・日暮里周辺は、漱石だけでなく正岡子規や幸田露伴など、
多くの文豪たちが暮らし、交流した文化の中心地でもあります。

彼らが歩いた道、立ち寄った店、味わった和菓子が今も残っていると思うと、
不思議なロマンを感じます。

「150年前の文豪と同じ味を楽しめる」
そんな歴史を感じながら味わう一品は、きっと特別な思い出になるでしょう。


今夜のアド街ック天国・見どころ早見表

注目ポイント 見どころ
鬼子母神の読み方 正式は「きしもじん」。駅名は「きしぼじん」。鬼の字にも秘密がある。
恐れ入谷の鬼子母神 江戸の狂歌師・大田蜀山人が生んだ地口(しゃれ言葉)。
朝顔まつり 武士の趣味から始まり、戦後に復活した東京の夏の風物詩。
朝顔市 江戸の栽培文化と明治の商売文化が融合して誕生。
文豪と和菓子 夏目漱石や正岡子規が親しんだ下町文化を今も味わえる。

まとめ

華やかな観光地ではありませんが、入谷・鬼子母神には江戸から受け継がれてきた歴史や文化、人情あふれる下町の魅力がぎゅっと詰まっています。

読み方の違いに込められた意味、江戸っ子のしゃれ文化、武士たちが育てた朝顔、
そして文豪たちが歩いた街並み。

こうした背景を知ってから番組を見ると、一つひとつのお店や風景がより深く楽しめるはずです。

放送は今夜21時からテレビ東京系列。

そして、入谷朝顔まつりはまもなく開催。番組を見て気になった方は、ぜひ実際にこの街を歩き、歴史と下町文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

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