今夜(9月26日)の「出没!アド街ック天国」は、浅草・合羽橋特集!
浅草と上野の間にある「かっぱ橋道具街」は、料理人御用達の専門店街として知られてきました。
包丁、鍋、食器、厨房用品、食品サンプル、看板……。
「食」に関係する道具なら、ここに来れば何でも見つかりそうなほど。
近年では海外から訪れる観光客にも人気となり、プロの料理人だけでなく、
一般の人が歩いても楽しい街になっています。
でも、表面だけを見ていたらもったいない!
「かっぱ橋」の名前はどこから来たの?
なぜ、これほどたくさんの道具屋さんが集まったの?
食品サンプルは、どうして日本で発達したの?
そんな背景を少し知ってから番組を見ると、今夜のアド街がもっと面白くなるはず。
今回は放送前に知っておきたい、浅草・合羽橋の「へぇ〜」なネタを5つ集めてみました。
その1:「かっぱ橋」の名前は“雨合羽”か“河童”か?今も残る2つの説
まず気になるのが、
「どうして、かっぱ橋という名前なの?」という疑問。
実は、かっぱ橋道具街の公式サイトでも、名前の由来として2つの説が紹介されています。
①「雨合羽」説
このあたりにはかつて伊予新谷藩の下屋敷があり、侍や足軽たちが内職として雨合羽を作っていたといわれています。
そして天気の良い日になると、作った雨合羽を近くの橋にずらりと干していた。
その光景から「合羽橋」と呼ばれるようになった、という説です。
想像すると、なかなか面白いですよね。
江戸の町に雨合羽がずらっと並んで風に揺れている。
そんな風景が「かっぱ橋」という名前につながったのかもしれません。
②「河童」説
もう一つは、こちらの方が物語としてはかなりドラマチック。
江戸時代の文化年間、このあたりには合羽屋喜八という人物がいたと伝えられています。
当時、この地域は水はけが悪く、雨が降ると洪水に悩まされていました。
そこで喜八は、なんと自分のお金を投じて掘割の工事を始めたといいます。
ところが工事はなかなか進みません。
そんな喜八の姿を見ていた隅田川の河童たちが、その善行に感動。
夜になると、こっそり工事を手伝ってくれた――。
そんな伝説が残っています。
しかも河童を見た人には運が開け、商売が繁盛したとも伝えられています。
雨合羽なのか。
河童なのか。
どちらか一つに決めてしまうより、二つの物語が今も残っているところが、
いかにも浅草らしくて面白いですね。
その2:道具街の近くには「かっぱ寺」がある
「河童なんて伝説でしょ?」
そう思った人にぜひ知ってほしいのが、合羽橋周辺にある曹源寺(そうげんじ)です。
通称は、「かっぱ寺」。
先ほど登場した合羽屋喜八のお墓があることでも知られ、河童にまつわる伝承が残るお寺です。
合羽橋を歩いていると、店先や街角など、あちらこちらで河童の姿を見かけます。
つまり「かっぱ」は、単なるかわいいマスコットではありません。
街の歴史や伝説そのものを背負った存在なのです。
料理道具を探しながら歩いていたはずなのに、気がつくと江戸時代の伝説の世界に入り込んでいる。
この「現実と昔話の境界線がゆるい感じ」も、浅草・合羽橋散歩の面白さかもしれません。
その3:食品サンプルは、いまや外国人を魅了する日本文化
今夜の番組では、
「手術体験がヒントに!?瓶詰め食品サンプル」が登場予定です。
合羽橋を歩いていて、外国人観光客が特に足を止めるものの一つが食品サンプル。
ラーメン。
寿司。
天ぷら。
パフェ。
カレー。
どう見ても本物にしか見えないのに、触ってみれば食べられない。
私たち日本人にとっては飲食店のショーケースで昔から見慣れてきたものですが、海外から来た人にとっては、それ自体が驚きの「作品」に見えるようです。
考えてみれば不思議ですよね。
料理の写真を見せれば済むところを、わざわざ立体で本物そっくりに作ってしまう。
しかも、
レタスのみずみずしさ。
天ぷらの衣。
ラーメンの麺。
溶けかけたアイスクリーム。
そんな細部まで再現する。
そこには日本人らしい「見えないところまでこだわる」職人気質が表れているようにも感じます。
かつては飲食店のための「実用品」だった食品サンプルが、現在ではキーホルダーやマグネットなどのお土産になり、さらには自分で作る体験まで観光コンテンツになっています。
道具が、文化になった。
そんな変化を見ることができるのも、現在の合羽橋の面白いところです。
今夜登場するという「瓶詰め食品サンプル」がどんなものなのかも楽しみですね。
その4:合羽橋の包丁が、世界中の料理人を惹きつけている
今夜の番組では、
「切れ味抜群!道具街スゴ腕“包丁”専門店」
も紹介される予定です。
合羽橋を歩くと、とにかく包丁専門店が目につきます。
牛刀。
出刃包丁。
柳刃包丁。
菜切包丁。
三徳包丁。
同じ「切る」という目的なのに、食材や用途によってこれほど細かく道具を使い分ける。
これも日本の食文化の奥深さでしょう。
そして現在、日本の包丁は海外からも高い関心を集めています。
外国人観光客が包丁専門店で真剣に刃を眺めている姿は、今では合羽橋の日常風景の一つ。
「料理をするための道具」というだけでなく、日本の職人技を持ち帰る感覚なのかもしれません。
特に面白いのが、日本の家庭では当たり前のように使われている三徳包丁。
肉・魚・野菜など幅広い食材に使える万能型の包丁ですが、海外でも「Santoku」として知られるようになっています。
私たちが普段何気なく使っている道具が、世界から見ると「日本らしい道具」として注目されている。
合羽橋を歩くと、逆に外国人観光客から日本文化の魅力を教えてもらうような瞬間があります。
今夜は、職人さんの技や包丁の切れ味にも注目です。
その5:「一粒もお米がくっつかないしゃもじ」に受け継がれる、 合羽橋100年の商人魂
今夜の予告でもう一つ気になったのが、
「一粒もお米くっつかない!?画期的しゃもじ」です。
しゃもじなんて、どれも同じ。
そう思ってしまいそうですが、そこに改良の余地を見つけるのが道具のプロなのでしょう。
そして、この「もっと使いやすくできないか?」という発想は、
合羽橋という街そのものにも通じています。
かっぱ橋道具街のルーツは、大正初期までさかのぼります。
江戸時代につくられた新堀川の両岸に、数軒の道具商や古物商が店を構え始めたことが、
現在の道具街の始まりとされています。
そして1923年の関東大震災後、新堀川は暗渠化。
復興が進むなかで、合羽橋周辺には菓子道具を扱う店を中心に「食」に関係する専門店が集まり、現在につながる道具街へと発展していきました。
つまり合羽橋には、100年以上にわたって「道具」と向き合ってきた歴史があるのです。
料理人が、
「ここがもう少しこうだったら使いやすいのに」と思う。
道具屋さんが、「だったら、こんなものを作ってみよう」と考える。
そうした小さな改良の積み重ねが、料理の世界を支えてきたのでしょう。
「一粒もお米がくっつかないしゃもじ」も、一見すると小さな工夫です。
でも、毎日使うものだからこそ、小さな違いが大きい。
これこそ合羽橋の商人魂なのかもしれません。
約100年前に道具商が集まり始めた街で、令和の今も新しい道具が生まれ続けている。
そんな視点で番組を見ると、しゃもじ一つを見る目まで変わってきそうです。
まとめ|今夜の見どころ早見表
| 注目ポイント | 予習メモ |
|---|---|
| 「かっぱ橋」の名前 | 「雨合羽説」と「河童説」という2つの由来が伝わる |
| かっぱ寺 | 合羽屋喜八ゆかりの曹源寺。河童伝説が今も街に息づく |
| 食品サンプル | 飲食店の実用品から、外国人にも人気の日本文化へ |
| 和包丁 | 日本の職人技を感じられる合羽橋の人気ジャンル |
| 道具街の歴史 | 大正初期に道具商・古物商が登場。震災後「食」の専門店街へ発展 |
今夜は「道具」ではなく、その向こうにいる人を見る
合羽橋という街を調べていて面白いと思ったのは、
主役は道具なのに、その向こう側には必ず「人」がいるということです。
水害に悩む人たちのために動いたと伝わる合羽屋喜八。
より使いやすい道具を求める料理人。
その声に応えて工夫を重ねる職人や商人。
料理を本物そっくりに再現しようとする食品サンプル職人。
そして、日本の道具に魅せられて世界中からやって来る人々。
一つの包丁にも。
一つのしゃもじにも。
一つの食品サンプルにも。
誰かの「もっと良くしたい」が詰まっているのかもしれません。
そう考えると、合羽橋は単なる「キッチン用品を売っている街」ではなく、
食べる人、作る人、そして支える人が出会う街なのだと思います。
今夜の「出没!アド街ック天国」は、21時〜21時54分、テレビ東京系列で放送予定。
番組では、便利なキッチングッズをはじめ、老舗の和菓子、漆器店、木彫り看板の工房、包丁専門店、画期的なしゃもじ、食品サンプルなどが登場する予定です。
今回ご紹介した5つの「へぇ〜」を頭の片隅に置きながら見ると、
「あっ、これか!」
「そういう歴史があったのか!」
と、いつもとは少し違ったアド街の楽しみ方ができるかもしれません。
今夜は、浅草・合羽橋へ。
テレビの前から、ちょっとディープな街歩きを楽しんでみませんか?
実際に合羽橋へ行ってみるなら
かっぱ橋道具街は、浅草と上野の中間に位置する南北約800メートルの商店街です。
最寄り駅の一つは、東京メトロ銀座線「田原町駅」。
実際に訪れる際は、お目当てのお店の営業時間や定休日を事前に確認してから出かけるのがおすすめです。
プロの料理人でなくても大丈夫。
「こんな道具があるんだ!」
そんな発見を探しながら歩くだけでも、十分楽しめる街です。
今夜のアド街を見たあと、きっと合羽橋を歩いてみたくなるかもしれません。

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